昇給率から未来の年収を逆算するについて深堀

昨日バックオフィス勤務で給与を上げる方法を書いてたんですが、そこでさらっと未来の年収を逆算して想像しておく件に触れてます。
そんな中、研究者の給与が月30万円であったり中学校教師の年収が平均700万円を超えるというツイートが流れてきて、タイムリーだなぁと思いながら見てたわけですが、現職を続けていて将来どこまで伸びるのかは転職の判断材料に大きく関わるのでもっと知っておいたほうが良いよなと思ったので深堀していくことにしました。

まずは参考になりそうな年代別平均年収を探します。
今回は下記dodaさんの平均年収ランキングを参考&目標値と設定してみます。

DODA平均年収ランキング(年齢・年代別の年収情報)

次に自身の状況を見てみます。
今回は27歳の時の私を参考にしてみます。

現在の年収からどの程度の昇給が必要かを考える
・27歳 男性 年収300万
20代男性の平均年収は365万円なので、平均よりも65万円低いです。
ここから20代のうちに平均年収以上になるには3年以内に65万円の昇給を実現しないといけないわけですね。
65万円を3年で割って年ベースにすると21.6万円の昇給が必要になります。
21.6万円を月ベースにすると1.8万円です。
27歳時点の私が働いていた会社の昇給幅は月額3千円~5千円が多く、1万円以上の昇給はかなりの高評価を得る必要がありました。
昇進することで大幅な給与UPの可能性はありましたが、年齢構成が逆ピラミッド型になっているレベルだったのでポストはしばらく空きそうにありません。
さらに追い打ちをかけるようですが、仮に3年連続高評価を得て365万円に近い年収になったとしましょう。
ですがその時には30歳となり30代男性平均年収は474万円になってしまうわけです。

つまりこの段階で私が平均年収以上の収入を目指すためにできることとしては転職が最善の策だったと言えるでしょう。というかそれ以外の選択肢が思いつかなかったです。

なぜ転職で年収が上がるのか
企業がやって欲しい仕事をできそうな人を採用する際に参考とするのが現職給与だからです。
そして転職を検討している人は原則年収UPを望んでいるので、採用する側としては現職給与に+αを乗せるのが基本になっているからですね。
これがキャリア採用でない場合(つまり未経験でも可能な場合やキャリアチェンジ等)は一律固定給与だったりするので、そういった時には年収が下がる可能性があります。
色んな職種を転々としているとキャリア採用とならず年収の上がりにくい負のスパイラルに陥ってしまいます。

よく3年以内の転職云々が話題になりますが、1年~2年での転職の場合は年俸制か賞与有月給制かで年収にかなり差がつく場合があります。
年俸制の場合はあまり影響ありませんが、年収のベースに賞与が含まれている場合、賞与が満額支給されるのは1年後くらいになるのが多いです。
そうすると賞与が満額支給されるまで年収としては下がってしまいますので、転職は現職年収ベースというのを踏まえると若干不利になると言えそうです。

キャリアアップの転職とは
転職といっても営業から経理へのようにキャリアチェンジの転職で年収UPはなかなかうまくいきません。
なにかひとつ特化しているものがあると強いです。
例えば人事には大きく分けて労務と採用がありますし、経理にも財務と会計があったりします。
一度経理へ進んだのなら、転職する際も経理を続けて「財務会計一通りやってきました」という経理一本の軸が出来るとかなり評価して貰えるなぁという印象です。

まとめ
自分の目指したい年収が決まったら逆算して行動を決めよう。


番外編:賞与や福利厚生(住宅手当や家族手当等)は本当に良い物なんだろうか
本題とはずれますが、転職時の年収について言及したのでついでにこちらも。
まず賞与についてですが、内定時条件通知の年収ベースの中に入れていなかったものが支給されるのならめちゃくちゃ嬉しいですね。
逆に賞与も想定した年収通知になっていれば初年度は年収が下がる可能性があり、退職時は賞与が出ない可能性が高いです。
次に福利厚生についてですが、中途キャリア採用の場合それらを含めた上で年収通知を出しているところのほうが多いと思いますので、あまりメリットはないというのが正直なところです。
中には福利厚生は別枠として内定時に通知した想定年収には含めない企業様もいらっしゃいますが、少ないというのが現状ですね。



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コメント

コメント一覧 (1件)

  • […] ②自身の専門とする領域を決めたあとは現職の昇給率を踏まえて転職か在籍かを検討する。以前の記事【昇給率から未来の年収を逆算する】を参考にして下さい。A:転職する場合自身が専門とすると決めた職種で転職先を探します。職種を優先するので業種にはあまり拘らなくて良いです。その時の自身の経験レベルにもよりますが、リーダー候補や幹部候補等、後々役職がつきマネジメント経験が得られそうなところだと尚良いです。※30代~40代の転職の際にはマネジメント経験が重視されるようになるため注意点としては無職状態で転職活動をすることにならないよう転職前に現職を辞めないことと、希望年収は自信を持って現職以上とすることです。 […]

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